2013年6月15日、世界一周スタート。

世界を自分の足で歩いて、空気を吸って、自分の経験にしたい。
ダンサー、俳優、パフォーマー、表現をする人間としての自分の一部にしたい。
自分の中の世界地図を埋める旅。

タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(2回目)→マレーシア→シンガポール
→中国(広州)→マカオ→香港→中国(北京)→インド→ネパール→トルコ→ブルガリア
→ギリシャ→イタリア→バチカン市国→サンマリノ→スロベニア→クロアチア→モンテネグロ
→ボスニアヘルツェゴビナ→セルビア→ハンガリー→ポーランド→チェコ→オーストリア→ドイツ→(一時帰国)
→イギリス→フランス→スペイン→モロッコ→エジプト→ケニア→南アフリカ→アルゼンチン→ウルグアイ→チリ
→ボリビア→アメリカ→日本帰国

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2014/02/21

ついに、、、ドイツでライオンキング!

フランクフルト在住の後輩と楽しく遊んだあとは、新幹線のような列車で北のハンブルクへ。

ここへ来た目的はひとつ。

ミュージカル、ライオンキング!


早速チケットを買いに行く。

駅にあったチケットオフィスでその日のライオンキングをとろうと思ったら、

「今日はショーキャンセル」

とのこと。

え!?そんなのある?
「なんで?」と聞いたら「I don't know!」だって。

しかたないので翌日のライオンキングを購入。

ハンブルクのライオンキングは10年以上のロングランを続けている。
ドイツ、そして近隣の国からもくるだろうしずっと愛されているのだ。

劇場への移動手段は、なんと船!




船に乗らなければ行くことができない!

もちろん、チケットを持っていれば船代は無料。



対岸から船に乗る時間は5分くらいだが、こういうのは劇場への期待感を高め、非日常感を演出するのにとても効果的だ。わくわくする。

ファミリー向けの作品ということもあるのか、客席の服装はカジュアル気味。劇場内にバーもあるが、パーカーなんかでも全然大丈夫。



てか階段に座り込んじゃったりしてるし。





初めての海外でのライオンキング。

自分が日本で出演していた作品を、海外の違うカンパニーが演じているのを見るのは初めて。

たまに「海外のライオンキングと日本のライオンキングは同じなの?」

と聞かれるが、

基本的には、そっくりまるっと一緒。のはず。

台詞や歌の言語が違うのはもちろんだけど、衣装、装置、照明、振付、立ち位置等は細かい調整は入ってもほぼほぼ一緒のはずである。

さて、内容はというと、

…うーん!期待しすぎたかな!?

僕はアンサンブルキャストをやっていたのでどうしてもアンサンブルを見てしまうのだけど、どうもパペットの扱いがうまくない。
ダイナミックさはあるのだけど、僕が日本でやっていた時に目指していた方向性とは少し違う感じがした。
まぁこれを各国の国民性とも言えるのかもしれないけど。

なんていうか、おおざっぱ?角度やなんかへの意識が足りないように思うし、パペットの生命感もあまり感じられないんだよなー…。

メインキャストの方はよかった!
ムファサとヤングシンバはとくに良かったなぁ。
泣けました。

ドイツ語って言語も面白いね。

客席も冷め気味で、笑いどころでも、静かだったが、ティモン・プンバァだけは大ウケ!
というかティモンがすばらしかった!

このドイツ公演のキャストはアンサンブル含め、ティモン・プンバァ以外は全員黒人。ティモン・プンバァだけ白人。

ティモンはムードメーカーのおちゃらけた陽気な白人、って感じで顔がくるくる変わるし肉体・パペット表現もダイナミックだし本当に面白かった!

ティモンが出てくるたびに客席の空気が変わったのがすごかったなぁ。

あとは現行日本版との違いで言えば、
モーニングリポートがカット。
それ以外は無いかと思ったセンターバレエもフライングもあったし日本と演出上の見え方は一緒かな。
あ、オーケストラはありです。


そんな感じで、正直ちょっと期待しすぎてしまった、ドイツのライオンキング。

けど、自分の栄養になった部分はたくさんあった!
なるほどなぁー。

次はロンドンで見れるかな。


ライオンキングの劇場をバックに飛んどきました。

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